英語力を測定するテストとして英語検定とTOEIC(トーイック)試験があります。英検は日本国内で開発された試験システムであり、TOEICはアメリカで開発されたテストです。このテストはよく比較されるのですが、出題内容が大きく異なります。
英検の場合、2級までは検定教科書に基づいた英語測定テストであり、準1級、1級レベルでは学際的な出題表現が多く含み、留学試験のTOFELに近いと言えます。
一方、TOEICの場合はビジネスの現場で使われる会計、金融、国際関係、経済などの語彙表現が多く、情報処理能力とスピードが求められる出題です。多くの外資系企業ではTOEICスコアを就職実務する際、英語能力を測る基準としてよく利用されています。
最近では高校生の段階で英検とTOEICテストの両方を受験するようになってきました。TOEICの場合はビジネス現場で働いている人に明らかに優位ですが、将来、海外勤務や外資系企業に就職を目指すのであれば高校生の段階から取り組むことは大いに意義があると思います。
準1級からは英検の難易度が一気に上がります。学術、文化、芸術、自然科学、教育重視のコンテンツです。
英語重視の難関大学で求められる語い力を超え、さらに、英作文問題とリスニング、二次の面接が課されます。
大学受験直後の高校生が引き続き英語の学習を進めていくのに適しているレベルと言えます。もし大学受験前に合格を望むのならば長期の戦略的な学習が不可欠となります。
2級の合格ラインはセンター試験の7〜8割割程度問題レベルです。従って進んで学習している場合は、高校1年迄には合格が可能と思われます。でも中には2次面接 になかなか合格しない場合もありますので、音声学習とインタラクティブな英語学習を実行しましょう。
2級合格を目指す生徒さんは、主に高校生になりますので、平常の勉強の一貫として英検の学習を取り入れたり、学校の試験対策の合間をぬって集中学習するのが効果的です。
準2級は高校1年〜2年程度の語いをベースの出題内容です。読解問題のジャンルも多岐に渡って出題されますので、自然科学、教育や国際関係などの日本語情報の積み重ねが効果的です。
合格ラインが6割程度なので先行学習している中学生でも十分に合格が可能です。平常の個別学習に組み入れたり、学校の試験対策の合間をぬって短期集中学習するのが一般的です。
3級は中学校で習得する語彙と表現をベースに英検独自の出題が加わり、読む、聞く、話すなどの英語力がチェックされます。選択肢問題で6割程度が合格ラインなので試験1ヶ月ほど前から集中して取り組めば充分に可能と思われます。また春、冬、夏の長期休暇を利用して短期対策で合格を勝ち取ります。
英検の4級は中学2年初級程度までの内容がベースに出題されます。時制と動詞を中心に長文を読んでいきましょう。
リスニングは英検だけでなくストーリー的な英語を聞いて語感を鍛えましょう。昨今では小学生がこのレベルに多く合格をはたしています。中学生の場合は短期集中すれば十分に可能です。
TOEICはビジネス、経済、経営、金融、国際関係などの実務的英語即戦力を重視したテストです。この点英検で見られる学術、文化、自然科学、芸術重視のコンテンツと大きく異なります。長文読解問題は速読できるかが大きなポイントであり、決められた時間内にスキミングやスキャニングのテクニックを駆使し速読力の実力を高めていくことになります。
またリスニングに関しは「直聴解力」が得点差を決めますので、TOEIC対策では効率の良い解き方を身につけていくことが重要にになり、当然、反復訓練を通して身につけていくことになります。
TOEIC攻略は受身の姿勢ではで得点をあげることはできません。あくまでも「自分で学習を進める」事が大前提だとお考え下さい。学習過程で、分からない解けない問題が出てきた場合、いつでも担当講師はその解決のお手伝いをさせていただきます。
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